呪いをじぶんにかけた。レッテルは呪いなのかもしれない。
なんもないわたしが、
急に「セラピスト(?)の"ちあきさん"」になった。
自動的にそうなった。
チヤホヤされた。
ただわかることを話してるだけなのに、当て物と勘違いされたり
じぶんに関係のないことを聞かれたり、
そして
なんか別の人(そのひとたちと違うところにいるひと)という扱いを受けたり
人間の醜いところを見せつけられたり、
うえだのしただの
散々だった。
わたしはなんというところに来てしまったんだ?と思った。
逃げた。
人の役にたつことは歓びだったけれど
段々、窮屈になった。
わたしは、そういうことをするためにここに来たんじゃない。
じぶんで過去も未来も変えれるよ、ということを
知ってほしい。
なにもないから変えれるの。
そのためには
ちあきさん、という呪いを解かなくてはいけなかった。
ひとり歩きしてるそのイメージ。
勝手にイメージだけ、ひろがっていく。
繰り広げられていく。
わたしはなにもない存在なんだ。
外側から捨てて、
名前すら捨てた。
なんでもいい。
あってもいい。なくてもいい。
みえてもいい。みえなくてもいい。
気づいてもいい。気付かなくてもいい。
ただ、わたしはそこにいる。
そこで小さく咲いている。