漆黒の闇。
ミエナイセカイのお仕事をしてると
キラキラのイメージを持たれる。
白くないよ。
みんながキラキラしたポジティブな言葉を連呼してるとき、
わたしはネガティヴばっかり吐き出していた。
見ていた読者さまには大変嫌な思いをさせていただろう。
あまり口に出さないわたしは、黒いものを貯めていて
漆黒みたいになっていた。
その黒い、ドブみたいなものを外に出さないといけなかった。
いままで観たくもなかった避けていたもの。
思い描いてほしい。
ドブ水にキレイな水を足しても、ドブ水はドブ水だ。
薄まった、ドブ水。
ドブ水に変わりはない。
それよりも先に、ドブ水を外に出す作業が必要である。
一旦外に出さないと、それがなんなのかわからない。
ドブを眺めているだけでは、なんも変わらない。
ドブじゃないひともいるだろう。
黒はあってもいいと思う。
黒はありませんよ、と謳っていると
それが淀み、なんか悪臭が漂う。
黒を無下にしないで。