憧れ。
ずっと憧れてた。
あることを。
いることを。
わたしはいるよ、って。
言い続けてたのは
ずっとここにいたかったから。
いる証明をしたかった。
わたしは本当にここにいるのだろうか?
なにもないよ、って言われたら
わたしが1番パニクるかもしれない。
あって欲しいがために
何処かに繋がる。
わたしで居た。
誰よりもわたしで居た。
わたしでいることで安心出来てた。
今日もいちにちわたしでいれた。
今日も無事、わたしでいることができた。
そんなひといないのにさ。
誰をみてわたしと言ってるんだろう。
そのひとは誰なんだろう。
そのひとはわたしが知ってるあのひと?
知ってるひとだと思ってたけどもう違うんだよね。
ごめん、たぶんもう無理なんだよね。
誰でもないひとを演じるのは。