あるシャーマンのつぶやき。

体感型&非体験型のシークレットサロン/現在おやすみ中

イニシエーション・ラブ

ここ数年、

シャーマンになるため(?)の通過儀礼がハンパなくて


多分、いろんなことが抜け落ちてる。



すべてが無味無臭というか



実感がない。



例えばもうすぐ誕生日なはずなんだけど

感情がまったくわかない。


年齢もピンとこない。




わたし、

イニシエーション、巫病が始まったくらいの

32歳で止まってる。



いろんなことがあったんだけど

激しすぎて

よく憶えていない。



かといって、

それ以前も

あんまり憶えていない。



所々記憶は残ってるんだけど

あれは本当にわたしだったのだろうか?

わたしの記憶なのだろうか?



よく忘れるわたしは、

自分のことも

時々わからなくなる。




「えーっと、誰っけ?」ってなる。




人間としての機能が抜け落ちてる。





巫病ってさ、

そこまでされるのかなぁ。


そこまでしないと通過儀礼とはいわないのかなぁ。




やり過ぎじゃねぇ?






ここ数年、なんだったのかなぁ。




わたしの本棚でいちばんマニアックな本。

『シャーマンの世界』っていうのがあって

いちばん唆られる。


それには

一度死ぬ、と書かれている。


神様に殺される、げな。



なにもかも失い

そのなかでいろんな儀式をされていったような気がする。




なんども泣いた。



なんどももげて這いつくばった。




その本に、

「シャーマンは神経症で精神病質である」

「シャーマンはその社会で最も冷静な者で、人々の気分を敏感に察知する」


と書かれてあった。



うん。

変かもしれない。


狂ってるかもしれない。


気が違ってるのかもしれない。





けれど

気が変になってあたりまえのような気がする。






なにが当たり前で当たり前ではないのか


なにが普通で普通じゃないのか


よくわからない。




ここが何処なのかよくわからない。






結局なんだったのかよくわからない。







自分の固定概念ていうのもよくわからなくなった。



多分、とっくのむかしに崩れてたんじゃないだろうか。



必死に保とうとしてきたけれど

そもそも幻で

最初からなかったんじゃないだろうか。




破壊と再生を繰り返してきた。



破壊力はハンパない。



一瞬で消える。




先日、

インスタグラムで

ツインの写真を偶然見つけた。



なにもかも知らなかったころのお話。

すべての始まりのお話。


多分、その人が居なかったら

いまのわたしは存在しなかっただろう。


いま出会ってるひととは会うことはなかっただろう。


なにも知らないわたしという仮面を被ったまま

なにも気付かないふりして死んでしまっていただろう。





彼はたくさんの試練を与えてくれた。



表向きは「柔らかいひと」だったけれど


なんにも向き合えなくて

自分さえ信じれなくて

誰にも近寄らせなくて

誰にも敵対意識を持っていて


わたしはひとりで闘っていて

誰も寄せ付けなかった。





彼といちばん最初に会ったとき

「いつも闘っています」と話した。

勝手に口が動いた。


肩肘はってたんだろーねー。




いまは

周りに誰もいない。


いるけどいない。



気付いたら

まだ誰も通っていない道を歩いていて


戦うひとはいない状態になっていた。



代わりに

手をさしのべてくれるひとがいる。





多分、ずっと自分を探していたんだと思う。


もうひとりのわたし。




探して探して

やっと見つけた。




別にいまは会わなくてもいいかな、と思う。


彼がシアワセになってくれたらそれでいい。


確かに、いつかは会いたいよ。


会いたいけれど

わたしにもやりたいことがある。


やりたいことやって

気付いてもらえたらなぁって思う。


輝いているところを見つけてもらえたらなぁって思う。


わたしはわたしの道を歩く。


その先に繋がっている。



もう一度、出会い直す。



「わからないじゃん」とか

「確かじゃないやん」とか

「いまは全くだしなにを考えているんだろう」

とか言われるんだと思う。


とことん嫌われるようなことしたし

いちばん遠いところにいるよ、多分。



けれどそんなの関係ない。



信頼して「なにもない」をしていきたいと思う。



信頼すら忘れて


好きだったということも忘れて、ね。



ドラマ『カルテット』のすずめちゃんが

「好きだって忘れてるくらい好き」

って言ってた感じと似てる。

あたりまえ過ぎてわざわざ付け足さなくていい。




多分、他の人からしたら気が狂ってるだろう。


わけがわからないだろう。


だけどわたしのなかのわたしの答え。




わたしはずーっと誰かに追いかけられてたけれど


わたしがわたしを追いかけていたんだな。


ずっとずっと追いかけていた。


見えないわたしを。


わたしのなかのわたしを。





狂ってごめんなさい。


そんなんでごめんなさい。


わたしは地味で無口でなんにも言えるようなことないんだけれど


わたしのなかには

たくさんのものが詰まっています。



それを開けるのは

わたしです。



これから開けていこうと思います。



どうかよろしくお願いします。



パンドラの箱



あなたの箱も開けようと思っています。




その鍵を渡してください。



その鍵はそのひとしか持てないんだと思います。